イーダのマンガ探訪

個人的にお勧めなマンガやアニメなどを上げていきます

イケメンなら許される?「恋と呼ぶには気持ち悪い」

自意識過剰な残念イケメン

なんでこんな事に気づかなかったのかなこの人は?

というのが主人公の一人天草亮です。

 今までは自分から女性に声をかけたり積極的な事をしなくても

向こうから勝手にホイホイやってくる。

手をつないだりキスしたりするのも女性が勝手に喜んでくれるから

こちらからのサービスくらいにしか思っていない。

そういう残念な男がこの天草亮という人です。

まあ、性欲は普通にあるわけですから

せ○クスもそれなりに楽しいんでしょうけど

特定の彼女とかは特に必要としていなかったようです。

そんな彼がオールナイトで致した後に出社しようとした際

貧血から階段を転げ落ちそうになったところを救ってくれたのが

一人の女子高生でした。

 

いやあんた、それが普通の反応なんだよ

一見普通の女子高生、いや、どちらかというと地味目な子。

しかしそれが妹の友人有馬一花だった事から事態は急転します。

お礼をしたいと申し出たものの、いつもの調子で

服とか靴というモノでお礼しようとしたり

あまつさえ「キスとか」などと言い出す始末。

速攻言われますよね

「え 気持ち悪い」

しかも蛆虫でも見るような目で

まあ、これがふつーの反応ですよね

彼女はただ反射的に危ないと思ったから助けただけのふつーの女子高生です。

亮に憧れているわけでも、何としてもお近づきになりたいとか

そういうわけでは全然無いのですから。

ところがこのように女性に冷たくあしらわれた事も無いのか

一花の凛とした断り方にすっかりほれ込んでしまいます。

今まで見ず知らずの赤の他人だった

しかも友人の兄から熱烈ラブコール送られて

戸惑わない人などいるでしょうか?

いや、居ない!

ここからこの妙ちくりんな恋愛がはじまるのです。


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一途な愛とストーキング

このあたりはけっこうグレーゾーンだったりすると思いますけど

毎日花を送ってきたり

チョコなど送ってきたり

恋愛状態であればともかく、戸惑わない方がおかしいでしょう。

一花の友人にして亮の妹である莉緒

今までにない兄の熱愛ぶりを面白がっているようです

まあ、確かに亮の気持ちも分からなくは無いですよ。

今までに無かった自分への塩反応。

しかもそれは全部筋が通っているしリスペクト出来る。

何と言っても命の恩人でもあり

貧血だからとお弁当まで差し出してくれる優しさ。

実際のところ遅れて来た初恋なんでしょうね。

なまじ経済力もあり仕事も優秀でイケメンなだけに

その行動の残念さがなんともコミカルです。

普通、亮みたいなキャラって男からは支持されないんですが

このコミカルでネジが数本抜けたような行動力が

このマンガを楽しいものにさせてくれます。

 

高校生を恋愛対象にするのはイカんのか?

 

 

この作品と「ひげを剃る」は恋愛の対象が高校生という事もあって

やたらと騒いでいる人がいますが、

そんなのどーでも良くね?

としか思えませんね。

中学生くらいならともかく、高校生くらいだと

個人差はありますが女子はけっこう大人です。

外見だけでなく内面にまでほれ込んでしまったのなら

恋愛対象には十分ありうるでしょうし

ありうるものなら作品に出来ないのがおかしい。

むしろするなというのは

表現の自由に対する弾圧

以外の何物でもありません。

無論、人道的に問題があるものは除外されますけど

それも作品で訴えるために必要なものであれば

出すのもやむを得ないのではないでしょうか。

断片ってきなところだけを以て

「これはけしからん!」

というのは短絡的すぎると思います。

 

何はともあれ

私はこの作品好きですし

亮みたいなキャラも好きです。

アニメで興味を持たれた方がいましたら

ぜひ原作コミックも読んでみてください。

マンガと性教育は相性が良い「性教育120%」

ぶっちゃけた性教育をするために

日本ではまだまだ実務的な性教育が難しい環境にあります

学校では一通りの事は教えてくれますが

中学生くらいで性に対する興味は出てきますし

実際にそーゆう事をしてしまう子たちもいます。

そんな時、ちゃんと避妊の知識

相手の女の子はどれだけ不安に思うかとか

万が一妊娠してしまった場合のリスクとはどんなものか

赤ちゃんを堕ろすというのはどういう事なのか

というのをリアルに伝えるというのは

結構難しいものがあるかと思われます

マンガにはそんな重いテーマでもライトに

でも需要なところをちゃんと伝えるだけの力があると思います。

それがこの作品性教育120%」です。

性教育120% VOL.1 (単行本コミックス)

性教育120% VOL.1 (単行本コミックス)

 

 

突拍子もない事が出来るのが良い

現実世界だとなかなか難しい問題やキャラクターも

マンガならさらっと出せるところが良いですね。

女子生徒が「性行為ってどう誘ったらいいですか?」

なんて質問が来たら普通は「ふざけてんのか」って

返しちゃいますけど、この作品の辻先生は

「良い質問んん!!!」

というところから始まってしまいます

なんだこの先生・・・

と思うかもしれませんが

これって男女問わずけっこう重要だったりしませんかね?

また、キャラクターに関しても

現実世界で

同性愛者

バイ

BL好き

というのも出しにくいでしょうし

自慰行為

でもイラストを交えて軽く、それでいて核心に触れることが出来るのも

マンガならではでは無いかと思います。

性教育120% VOL.2 (単行本コミックス)

性教育120% VOL.2 (単行本コミックス)

 

 

先生や親だと教えにくくてもマンガなら大丈夫!

昔、まだレンタルビデオが隆盛を誇っていた頃の話ですが

中学生の娘さんを連れたお母さんが

「ふたりえっち」のビデオを借りていったという話を

聞いたことがあります。

ふたりエッチ 80 (ヤングアニマルコミックス)
 

実際の行為とかコミュニケーションとか

なかなか教えるのは難しいし、実写でやるには

生々しすぎるところもあるかもしれませんが

アニメやマンガならハードルが下がる

という事も期待できますね

今までも、いわゆるエロマンガは数多くありましたが

エッチな事を勉強する

という観点で創られた作品はまだ少ないかもしれません

性教育120%」は基本4コマで読みやすさが増していますし

3巻で完結している作品でもありますので

本当に気軽に手を出して読める作品だと思います。

中学生くらいの娘さんに見せるかどうか

それは大人の判断しだいかもですが

性教育120% VOL.3 (単行本コミックス)

性教育120% VOL.3 (単行本コミックス)

 

 

女子高生に対する大人の対処の仕方「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」

女の子は色んな所からやってくる

「親方!空から女の子が!」からはじまり

曲がり角でぶつかったり身体が入れ替わったり

女の子は色んなところに転がっています。

この作品のタイトルでは

「ヒゲを剃ったら女の子が落ちていた」

みたいな感じですが、実際には

好きな女性に告白してやけ酒食らってたら

帰り際に女子高生を拾ってしまった

となります。

 

 酒飲んだかえりなので当然夜中ですが

酩酊状態で街灯の下こんな感じの女子高生が座っている

ある意味ホラーっぽいし

連れ帰るよりも鬼太郎を呼びたくなる状況ではあります。

主人公の吉田はそんな女子高生にうかつにも声をかけ

「行くところが無い」というその子を

あろう事か自宅アパートに連れて行ってしまうのです。

 

女子高生を連れ帰った男がしてしまう事は

事案だー!

と、普通はなるでしょうね。

しかしまあ、酔っぱらっていた吉田はそのまま寝てしまいます。

しかも女子高生の方から誘ってきているのに!です。

普通なら失恋した直後だとふらふらと行ってしまいそうなものですが

彼はもうとにかく眠かったのと

年上が好み

という事もあって彼女の誘いを

アホらしい

と断ってしまうのです。

 

で、次の朝・・・

なんか知らない女子高生が部屋におる!

という展開になるわけでs。

普通なら「俺、手出したりしてないよな!」

って不安になりますよね。

ここは酩酊状態で寝てしまった自分に感謝するべきでしょう。

それでも事案ではありますが。

 

大人は行き場のない女子高生にどう対処すべきか

目が覚めても「ねえ、本当にしなくていいの?」

と聞いてくる女子高生沙優」に対し

「俺はガキは好みじゃねえ!やりたくもない相手と出来るか」

と一蹴してしまいます。

もったいない・・・じゃなくて

26歳の男なら普通はやりたくなるもんでしょうね。

この辺が良い意味で吉田のバカなところなんですが

今まで家出をして男の家を渡り歩いてきたという沙優が

見返りにどんなことをして来たのか。

子供を導いてやるのが大人のする事なんじゃないのか

コイツもバカだが相手も下衆だ!

という怒りが湧いてきます。

効けば沙優は北海道で家出して東京まで来たという話。

ともなると追い出すわけにもいかないし

他の家で身体を売るような事をさせるわけにもいかない。

という事で二人の共同生活が始まるわけです。

 

家出をするにおいて必要なスキルは「家事全般」

こういう女の子が転がり込んでくる話で大きな問題が

「家事スキル」ですね。

家に置いてもらえるのに何も返せない

と悩む沙優にも吉田は家事をやってもらう事にしますし

なぜかこの手の作品に出てくる

転がり込んでくるキャラは男女問わず

家事全般な人が多いです。

この辺もファンタジーなんかなー。

しかし、男の一人暮らしで突然かわいい女の子が転がり込んできて

家事全般やってくれるというのは

男のロマン」ではありますね!

多分逆でもそうでしょうけど。

 

漏れる情報、そして利害関係

吉田という男は情にもろく正義感の強い好漢です。

しかし、現状は非常によろしくない。

最初に振られた時のやけ酒に付き合ってくれた友人には

事情は話しましたが、彼は秘密を守りつつ忠告をしてくれます。

問題は吉田を取り巻く女性陣です。

定時で帰る事が多くなり、身なりもしっかりしてきて

肌つやも良くなってくる。

となると、社内の女性たちからは

「吉田さん、彼女でも出来たんじゃない?」

という噂が広がるようになってくるわけです。

そんな噂を自分の上司で片思いの相手である後藤さん

今教育係をしている後輩の三島あたりが聞き逃すわけがありません。

彼女たちも巻き込んで、今まで片思いばかりしていた吉田を中心に

沙優後藤さん三島の想いが交錯する

恋愛バトルが勃発するわけです!

 

個人的にはあまり勝ち目は無さそうですが

三島さん推しです。

この4月からアニメもはじまりましたが、

どんなふうに仕上げてくれるのか楽しみでもありますね。

また、原作はラノベですので、展開を早く知りたい方は

こちらがお勧めとなります。

吉田の大人な態度と三島の奮闘をいのりつつ

作品を紹介させていただきました。


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ギャル+地味子=尊い「ギャルとぼっち」

一見正反対なふたり

何かt人を遠ざけようとして孤独でいたがる地味子な陽菜

いつも周りに人が集まり、にぎやかで人付きのするギャルの林原さん

そんな事で陽菜は林原さんをちょっと苦手に感じていた。

だが、そんな林原さんは陽菜にも構わずどんどん距離を縮めてくる。

「そのポーチかわいい!」

「陽菜かわいい!」

「いっしょにお弁当食べよう!」

などなど・・・

なぜ彼女はこうも人の領域にズカズカ入ってくるのか

しかも好意丸出しで。

陽菜はいつもこう思う

「私はギャルが苦手だ」

 

 

 

友達なんていらないと思ってたけど

陽菜はとあることをきっかけに「友達」というものに絶望していた。

だったら友達なんて作らなくてもいいし

一人でいた方が気が楽だ。

なのになぜ彼女はこうも自分にくっついてくるのか?

ほかの友達と大騒ぎして遊んでいればいいじゃないか。

そうは感じていたけど

林原さんというのは、けっこう人を見ていて

贔屓をしない。

クラスカーストでは上の子が陽菜とぶつかって転んだ時も

平等に扱ってくる。

一度無理矢理タピオカ飲みに連れていかれた時も

1時間並んでいても楽しそうにしている

とても不思議な子だけど、

彼女はその時その時を「大事なもの」

として楽しんでいるのだ。

そんな姿勢と、とにかく自分の事を

事あるごとに「かわいい」と言ってくれるのは

悪い気はしないかな。

 

陽菜という女の子

林原さんから見た陽菜というのは

孤高の存在でカッコイイ

グループに入っていなくても卑屈なところが無いし

凛としている。

自分はギャルが好きだし今の自分がかわいいと思うし

やめようとは思わないけど

陰口くらいは言われているだろう。

ある日教室に入ろうとしたら、案の定私の悪口を

行ってる子たちが居た。

その時同意(同町圧力)を求められた陽菜が

「それがあなたたちに実害があるの?」

「無いならスルーでいいじゃない」

「もし単なる噂なら彼女に失礼だよ」

とズバっと言ってのけたのだ。

見た目の華奢でかわいい感じとは裏腹に

なんてカッコイイんだろう!

絶対友達になりたい!

 

ふたりの共通点

このふたりは

「人を見た目だけで決めつけない」

「贔屓をしない」

「個人として独立している」

という点が共通点のように見えます。

ギャルである林原さんが陽菜に憧れているなんて事は

陽菜は思いもよらないのですが

「友達になりたい」

「一緒に遊びたい」

という好意とその圧に屈して

キャラは変わらないものの

だんだん親密になっていく過程が見ていて非常に微笑ましいです。

 

そして卒業、その前にちょっと素敵な先生も

このマンガは2巻で卒業式を迎えて完結となりますが

その前にちょっと素敵な先生が出てきます。

柳先生というベテランの女性教師

林原さんの友人が男性教師に化粧の事で注意を受けている時に

「そうねえ、つけまつげを外せば落ち着いたお化粧になるんじゃないかしら?」

という感じでソフトな感じて化粧そのものには怒らない。

なぜなら社会に出たらお化粧は絶対必要な物だから。

就職組で授業をさぼっている子にも

「目標が見つからないというのは可能性がまだ無限にあるという事よ」

と、ソフトにではありながらも

生徒を社会人として送り出す事に重点を置いています。

あまり陽菜や林原さんとは接点が無い先生ですが

非常に印象に残りました。

 

この作品、巻数も少なく手軽に読めるし、

なにより読後感が非常に良いです。

ぜひ手に取ってみてください。

 

 

男子小学生が突然女の子になったら「オレが私になるまで」

あるそれは突然に

ワンパク盛りの小学二年生、藤宮明

掃除の時間に野球をやって真面目に掃除しなかったり

女子をからかったりウザいと思ったり

そんな男のだった明が

ある日目覚めてみたら女の子になっていた

という、まるでカフカの「変身」みたいな感じで

性転換してしまうという話です。

TSモノとしては「らんま1/2」とか

一時的なものだったり、するものが多いのですが

この作品では「原因不明の病気で治療法は無い」

という形として存在しています。

さすがに「女の子になってみたい」とか

まるで考えていない男の子にとっては

残酷なものですが、それ以上に大変なのは

今まで仲間だった男子からは興味本位で丸裸にされたり

からかって来た女子からは「絶対許さない」

とハブ宣言されてしまったりと

初っ端から学校に見方が居なくなってしまった事です。

オレが私になるまで 1 (MFC)

オレが私になるまで 1 (MFC)

 

 

転校して女子として再出発

こうなったらさすがに転校もやむ無しですね。

そのあたりは両親もすんなり受け入れてくれて良かったです。

ただ、明は望んで女の子になったわけではない。

という思いが母親の方には強すぎて

明を女の子扱いしようとする人に対して反発心が強すぎます。

明も最初は女の子っぽく振る舞う事に抵抗はありますし

今まで女の子にして来た事への後悔もあって

なかなか女子と打ち解ける事ができません。

「藤宮さんって男の子みたいだよね」

そんな事を言われるたびに

自分が元男の子で、また興味本位に扱われるのではないかという

恐怖感も消えません。

でも、そんな中でも天使って現れるものなんですね。

渡井瑠海

彼女との出会いが明に大きく影響してきます。

 

留海ちゃんとの出会いで変わった事

「男の子みたい」と言われるたびにビクビクしていた明

実際男の子と遊んでいた方が気楽だし

女子はなんか元が男だという事が見透かされそうで怖い

そう思っていた明に「そんなわけ無いじゃん」

と声をかけてくれたのが留海ちゃんでした。

いますよね。子供で妙に距離感の近い子。

明の場合、この留海ちゃんの距離の近さが

この後の明の成長に大きな助けとなってくれます。

明をあくまでも「普通のかわいい女の子」として

扱ってくれる事で自分の身体への違和感も徐々に消えていき

髪を伸ばす事、スカートを履く事にも段々慣れていきます。

ここで興味深いのは

明の内面も徐々に女性化していく事です。

トランスジェンダーの方などは例外になるかもしれませんが

身体が成長していくと、女性ホルモンの分泌量が増えて

肉体や思考もすこしずつ女性化していったんですね。明の場合。

その第一歩を与えてくれたのが留海ちゃんであり

明は彼女と接する事で人としての留海ちゃんを尊敬し

彼女のような優しい人になりたいと考えるようになります。

 

中学生はやはり大きな分岐点に?

私は

「中学生はサナギ」

「高校生は羽化」

と基本的に考えています。

それくらい中学生での変化は大きいと思うのですが

明もここで大きく変化していきます。

というか、周囲の男の子たちも変わっているのですが。

当然明はかわいい小柄な女の子として認識され

異性として見られるようになっていきます。

今まで男の子の事は女の子より分かってるつもりだった

明としては、この変化は大きなものだったでしょう。

男子が何を考えているのか分からない

ここから明の葛藤と成長が続いていきます。

明は自分が女の子である事や

元の性との差をどのように埋めていくのでしょう?

 

ゴールが決まっている作品

この作品は第一話で

明が女子高生になるまでの話

として描かれています。

個人的にはこういうテーマを決めて

ラストまで考えられている作品って大好きなんです。

作品としてはまだ途中ではありますが、

これから明がどのような道をたどり

どんな女の子へ変化していくのか、楽しみにしていきたいと思います。

 

オレが私になるまで コミック 1-3巻セット

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「ヤンキー君と白杖ガール」を読んで意識した車

私は妄想をするのが大好きです

というわけで

「ヤンキー君と白杖ガール」

ヤンキー君と白杖ガール 1 (MFC)

ヤンキー君と白杖ガール 1 (MFC)

 

 良い作品ですよね。

「普通じゃない」男の子と女の子の

ブコメなんですけど、教えられることが非常に多い!

以前この作品を取り上げた時に、書き込みで

作者のうおやま先生のお父様が弱視という事を

教えていただいて、だからこそここまで

視覚障害の人に寄り添った作品が描けるのかと

再び感動してしまった次第です。

 

そんな私ですが、実はここでブログを始めるより前に

この作品を読んで、「こういう車が出来れば」

と思って描いたものを上げてみますね。

 

高齢者や弱視の方に優しい自動運転タクシー

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弱視や高齢者に優しい1人乗りタクシー

というわけで、こんな車です。

1人乗りの自動運転の車ですが

乗り降りに関しては電動で椅子が回転

ステップが跳ね上がる事で乗り降りを楽に出来たら

というコンセプトで書きました。

シートの黒地に白のパイピングは

作品中に弱視の方は黒字に白い文字の方が見やすい

という事が書かれてあった事から取り入れてみました。

ドアの開きが普通と逆なのは

その方が足の上げ下ろしが楽であろうという事からです。

スライドドアも良いのですが、どうしても開口部が狭くなっちゃうので。

シートの横にはちょっとした小物入れ

ここにステッキなどを入れる事が出来ればという配慮です。

速度はそんなに出ない方が良いかなー

遅いと感じられるかもですが、せいぜい15km/hくらいの方が

乗っている人に不安感を与えないのではないかと思います。

 

妄想が暴走する作品

ひとつの作品を見て

妄想が暴走してこんなイラストまで描いてしまうというのは

私にはよくある事ですw

それだけ、この作品のメッセージ力

高かったのではないかと思います。

他にも

「ナビは音声認識機能の方が良いのではないか」

とか

「シートは横に向いてから座面の後ろ側が持ち上がった方が降り易いかな」

とか

色々妄想してしまいましたが

色んな人が使いやすく、役に立つものが

少しでも出てくれたらなーという思いには違いありません。

読むだけではない

作品を描いていただいたうおやま先生には

本当に感服するばかりです。

縮まらないけど近づいていく「三年差」

恋愛における「三年差」という壁

思春期における三歳の年齢差って、けっこう微妙じゃないですか?

三年差 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)
 

小学生の時は一緒に登校もできたけど

中高では同じ学校に一緒に通うという事は

出来なくなってしまうんです。

特に年齢が下の側からしたら「やっと追いついた」

と思ったら相手は更に上の段階に居るわけです。

これ、けっこうやるせない。

また、年上の側からすると、三年年下の子というのは

なかなか異性として見づらい。(と思う)

これがまた年下側からすると歯がゆさも強くなります。

 

年齢差が生み出す甘酸っぱさ

歳の差恋愛ってマンガのネタとしてはけっこうありますよね。

少女漫画では鉄板の「カッコイイ先輩」のパターンとかですが

年上の女性に憧れてしまったり

男性の方がけっこう年上だけど、ちょっと子供っぽいところが

かわいかったりというシチュエーションもおいしいものです。

同級生、同い年の人とは違う価値観

年代差によるジェネレーションギャップも

萌え要素にも燃え要素にもなる事もけっこうあります。

あとは、何かいけない歳の差恋愛というのも

見ていて非常に萌えるものがあったりしませんか?

この場合、だいたいは年上のキャラの対応が

作品の面白さや評価を決定づける事が多いのですが

 

「三年差」のジレンマ

この作品では「子供の時の三歳差」のジレンマと

「結婚してからの三歳差」のギャップが非常によく描けています。

いきなり結婚してからの話もあるので

拍子抜けするかもしれませんが安心してください。

この島崎無印という作家さんは

何でもないような事でも萌えさせてくれる事に

非常に長けた作家さんなんです。

もちろん結婚した後もラブラブです。

波乱というものはありませんが

見ていてニヤニヤ出来る作家さんなんです。

 

もちろん結婚前の二人もニヤニかわいらしくてニヤニヤできますよ。

年下側の瑞希はお祭りに誘われればいそいそと浴衣を着たり

高校生になって和哉がGWに帰省しないと知ると

「東京に遊びに行く」という名目でアパートに押しかけたり。

色んな手を使って猛アタックしていくんです。

しかし、そこで三歳の年齢差というのが

絶妙なところで邪魔をしてくれるんですよね。

一方の和哉はというと、そんなかわいいアピールに対して

気づいてか気づかずか、やっぱり意識はするんです。

しかたがないよ、おとこだもの

 

そして継がれていく「三年差」

この作品には他の三年差カップルが二組出てきます。

ひとつは和哉の会社の後輩で

女性が三歳上のパターン。

もうひとつは和哉と瑞希の子供尚人と

三歳上のお姉さん。

親子で逆パターンで三歳差を受け受け継ぐとかやりますな。

こうして萌え歳の差カップルの話は続いていくのです。

 

三年差 コミック 全3巻セット [コミック] 島崎無印

三年差 コミック 全3巻セット [コミック] 島崎無印

  • 作者:島崎無印
  • 発売日: 2020/04/22
  • メディア: コミック