イーダのマンガ探訪

個人的にお勧めなマンガやアニメなどを上げていきます

これがアフターコロナの青春「ニューノーマル」

ニューノーマルが定着した世界

ニューノーマルという言葉をご存じでしょうか?

主には金融などで新しい秩序などを構築しようという働きの事ですが

一部にはwithコロナ、アフターコロナを生きるにあたっての

「新しい常識」「新しい生活様式というものも含まれます。

たとえば

リモートワーク

三密を避ける

などが挙げられます

マスクの着用なども入ってくるかもしれません。

この作品ではそんなニューノーマル

定着、義務化した世界を生きる高校生が主人公になっています。

 

 

どんな世界でも思春期は思春期だ

この作品の世界では東京は汚染されて壁の中に隔離されていて

「三蜜」「マスク着用」は義務化となり

これを破れば犯罪になってしまいます。

マスクはもちろん食事の際も最低限開くような改良品となっているので

たとえ親子で会っても口元を見るという事がほとんどありません。

となると、何が起こるか。

見えないものは見たくなりますよね。

口というのもまたセクシーな物でありますよね。

というわけで

この世界では口を見るというのは

ぱんつを見るのと同じくらいいやらしい事だったりするのです。

たとえそれが事故であっても

女の子の口を見てしまったりしたら

その男の子は女の子から変な目で見られ

変態扱いされてしまう。

そんな世界なのです!

 

なんだかなあ・・・

 

と思われる方もいるかもしれませんが

なぜかこの価値観に私

大いに納得してしまいましたw

 

規制されたらそれを破りたくなるのも若さゆえ・・・

ですよねー。

スカート長くしちゃいけないと言われれば長くして

短くしちゃダメと言われたら短くしたくなる。

これらはオシャレの為だったりするのですが

昔の映像だとみんなマスクなんかしてないのになぜ?

と疑問に思うのも納得のいくところでもあります。

だってマスク無かったら開放感凄いだろうし

一度やったらクセになってしまうかも。

主人公がたまたま口を見てしまった女の子は

そんな行動を人知れず実践していた

ちょっとエキセントリックな女の子だったのです。

 

とりあえず口を見てしまった事で

変な目で見られることが無かったのは

あれはラッキースケベですんだわけですが

逆に

「口を見せて欲しい」なんて言われる

とか

「誰も居ない広場で口を見せ合う」

とか

とってもイケナイ事をしている気分になってしまうわけです。

 

どこにでもいる「反体制過激派」

中には「東京が汚染されている」とか

「ウィルスがまだやってくる事がある」という事を

信じていない人たちもいるわけです。

何せウイルスは目に見えませんしね。

今でも「コロナはただの風邪」って言ってる人もいますし。

 

この作品の主人公

最初に口を見てしまった子の他にも

別に口を見てしまうというラッキースケベをしてしまうんですよ

許すまじ!

しかもその子とはデートまでしてしまう。

そーゆうラッキーな事ばかり続いていると

フラグが立っちゃうぞー!

と思いながら見ていると

やってくるわけですよ。

マスク付けるなー!

という過激な人たちが。

 

主人公の機転と「防疫隊」の活躍で

何事もなかったのですが

彼らに絡まれた事自体「濃厚接触者」

となってしまうのです。

どうなるかは以下次巻!

 

というわけで

着眼点としては非常に面白いですね。

女の子も程よくセクシーでよろしいです♪

これからワクチン接種が進んで

マスク着用など、どうなっていくか分かりませんが

こういう未来もありうるのかもしれません。

というか、大気汚染などで未来は

ガスマスクなどをしなければいけなくなる。

というネタは私の知る限り

’70年代から存在はしていました。

この世界においてかれらが今後

どのような行動をとり、それが

どのようなドラマを生んでいくのか

続きが楽しみな作品です。

まさに普通という事の奇跡?いや、これこそ最高のファンタジー「よつばと!」15巻

日常系コミックの最高峰である!異論は認めない

これはよつばと!のファンであれば

かなり多くの人がそう考えているのではないでしょうか?

この作品で描かれているのは

超能力者が出てくるわけでもなければ

異世界に行くわけでもないし

ラブでコメな展開もほとんど無い。

ふつーのおっさん(というには少々若いけど)と

5歳の女の子という家族の日常を

ごく当たり前のように切り取った

まさに日常劇でしかないのだから。

ですが、その日常がいかに尊いもので

当たり前ではないという事も

この作品のファンの多くの方は理解しているだろう。

このように淡々と送られている日常こそが

誰もが欲し、憧れているものなのだから。

描かれているものは、あまりにも日常すぎる日常なのですが

人間関係はちょっと特殊ではあります。

まずよつば自身がとーちゃんの子じゃない

どっか外国の子で、とーちゃんに拾われてきた

という事しかわかっていません。

しかしこれは読んでいる人にはすでにどうでも良い事なのです

とーちゃんとよつばは親子

それ以外のなにものでもない。

だからそれでいいんです。

 

たしかにここだけは羨ましい!

強いてうらやましい!と思えるものと言えば

綾瀬家三姉妹が隣に住んでいる事くらいでしょうか。

あさぎふーかえな

どれも美人だし性格もそれぞれ良くて

よつばと遊んでくれたりします。

あさぎはモデル級の美人で手先が器用

ふーかは子供好きで面倒見の良い気さくなお姉さん

えなはよつばよりちょっと年上で一緒に遊んでくれる

こんな三姉妹が隣に住んでいたらそれだけでも羨ましいですよ!

 

15巻はここが素晴らしかった!

そんな「よつばと!」ですが、15巻で特にお気に入りのエピソードは

「石拾い」のお話です。

これ、普通のマンガだったら「は?」って言ってしまうような話ですが

よつばと!」だと非常に素晴らしい話になったりするのです。

12巻でキャンプに行った時にキレイな石を拾って来たよつばが

とーちゃんに頼んだんでしょう

海にキレイな石を拾いに行くというイベントが発生します。

出かけ際にえなみうらも合流することになるのですが

おでかけする時の子供たちのテンションの高さの描写が素晴らしい!

オープンカーに乗る事ではしゃぐ

お出かけする事にはやぐ

子供たちのエネルギーの高さを

これでもか!と見せつけてくれます。

非常に微笑ましい。

このエピソードでもうひとつ素晴らしいと感じさせられたのは

二回の見開きページでした。

ひとつはみんなが海岸に着いたシーン

もうひとつはみんなで石拾いをしているシーン

何てこと無さそうなシーンなんですが

この絵が非常に素晴らしい!

これだけでちょっと感動してしまうくらいに素晴らしいんです。

精緻な書き込みもそうですが、一般の絵画と違って

やはりマンガだなと思わせられるのはキャラに動きが見られること。

絵の中でキャラクターが確かに生きていると感じられる事です。

いやー、マンガって本当に素晴らしいものですね。

オチもとーちゃんが

「石拾い、なにこれ、すげー楽しい」とか言って

よつばといっしょに石拾いをして終わるんですが

この終わり方もまた「よつばと!」独特の終わり方ではないでしょうか。

描かれている事は本当に日常にありそうな事なんです。

なのにそれがいかに大切なものなのかを再認識させてくれる。

それがこの作品の良いところですね。

 

やっぱり私はふーか推し

「石拾い」の話では出番がありませんでしたが

私が「よつばと!」で最初からずーっと推してるのは

ふーかですね!やっぱり!

作品の最初の方で小岩井家と関わる事が多かったというのもありますが

よつばに対する接し方が良いし

とーちゃんやジャンボとのやり取りもかわいらしい。

ヤンダとはまだ面識が無いのですが(三姉妹で一人だけ)

ふーかをヤンダの網膜に焼き付けるなんてとんでもない!

 

まあ、この作品は恋愛要素が無いのも良い部分だったりもするので

そういう方面に行く要素は少しでも無い方が良いかなーなんていうのは

私の勝手な願望だったりするのですが

とーちゃんなら百歩ゆずって良いかな

とか、勝手に妄想しております

作中ではどちらも異性として意識している感じは無いので

安心して読めるのですが

 

ランドセルを見に行くエピソードも良かったですねー。

ランドセル見に行く前のとーちゃんとふーかのやり取りとか

ふーかのよつばへの接し方とか

良い子すぎる・・・

10巻で電気屋に行った時もそうですが

ふーかとよつばが手をつないでいる描写が

なんとも微笑ましくて良いのです

尊い・・・

すいません、今回かなり暴走しています。

 

とーちゃんの変化

作品を通して見て

とーちゃんって、けっこうちゃんととーちゃんしてると思うのですが

このランドセルの話では珍しく過去の回想シーンが出てきます。

12巻、キャンプのエピソードで子供たちを寝かしつけた後に

ジャンボやヤンダとビールを飲んでいるシーンです。

ここでとーちゃんは

最初はそれほど自分が父親だという自覚はなかったけど

よつばが大きくなってきたら「ああ、自分はとーちゃんなんだな」と

じかくするようになったというシーンが挟まれてきます。

そしてなんと!

ランドセルを背負ったよつばを見て

とーちゃんが涙するんですよ!

いや、私もなんか泣いちゃいましたけどここ!

やっぱり七五三とか小学校入学とか

大きなターニングポイントですよねー(しみじみ)

ここにいたのがふーかで良かったかも

ジャンボだったら一緒に泣いちゃってたかもしれませんね

 

だからこそ最高のファンタジーなんです!

こういったひとつひとつの事柄を見ていくと

普通に家庭にありそうな事ばかりなんですけど

そのひとつひとつがいかに大切なものなのかを

再認識させてくれるのがこの「よつばと!」という作品なのだと思います。

あたりまえだけど決して当たり前なんかじゃない

誰もが望む事がここに凝縮されている

だからこそこの作品が

最高のファンタジーである

と私が主張するところでもあります。

発行ペースは相変わらずゆっくりですが

ずっと続けてほしい。

この貴重な日常が続いてほしい。

そう願わずにいられない作品ですね。

 

 

見た目は美少女中身はおっさん「おっさんが小学生」

おっさんのスキルが小学生で使えたら

もしおっさんである自分が美少女の身体を手に入れたら

そういう作品はいくつかありますし

私が以前紹介した「二科てすらは推理しない」も

自分の娘の中に父の精神が移ってしまったというお話でした

 

そして、今の知識を使って過去に遡ってやりなおせたら・・・

そう考える人も多いし、そういう作品もいくつかあります

ひょんな事で私が手にしたこの作品もそうでした

 この作品では主人公が朝起きてみたら小学生の女の子になっていた

というものです。

「ああ、これは夢なんだな」

というわけで一日を堪能したがいつまで経っても夢が覚めない

しかも年号は9年遡っている!?

この子の情報など自分は知らないし、どうなってしまうんだ!?

という所からスタートします。

 

出来ることが出来て出来ることが出来ない

身体は小学生のますみのままだというのに

中身は42歳のオッサン真純のままなのですから

当然今までますみが出来た事が出来なかったりします。

ますみが約束していた事

クラスの係としてやっていた事

ますみが出来て当たり前の事

対人関係

これらのほとんどがリセットされてしまいます。

なにせ中身は42歳オッサンの真純のままなのですから

言葉遣いや行動様式なども、どーしてもオッサンっぽくなってしまいます。

美人で巨乳な女子大生の従姉が一緒にお風呂に入りたいと言えば

目のやり場にだって困るのです。

(ここで煩悩に流されないのはオッサンゆえでしょうか)

確かにここで変な行動にでてオリジナルの

ますみの将来に傷を残すのも宜しくないのですが・・・

 

しかし、彼は9年後の世界からやってきたので

これから起こるいくつかの事を知っています。

ますみの行動によっては未来が変わってしまう可能性があるのです。

そして知識。真純はゼネコンで働いていたので

土木、建築、金融の知識があり、趣味としての

ピアノのスキルも持っています。

 

目の前にエサには飛びついちゃうよね、人間だもの

まあ、それはそうなんですが

この9年間の間で目の前で起きた悲劇とか

金融に関するスキャンダルとか

回避したり取得したりできるものがあったら

手を出したくなりますよね。

このあたりはオッサン真澄は比較的素直に飛びついてしまう人ですw

 

誰もが夢見る宝くじ!

まあ、宝くじは無理としてもLOTOやナンバーズなどは

番号を覚えてたりすれば狙えたりするのです。

そして大きな金融での事件。

相場が大きく動くことをあらかじめ知っていれば

大儲けする事も可能です。

ですが・・・

いいのかよ、それますみの金になるんだろ!

 

しかしこれが後の話に大きく影響してくることになります。

この作品は2巻で終了となっていますが

最後の方はかなり急いで畳んだ感じがしてしまいます。

もしかして早期に打ち切りになってしまったのかそうじゃないのか・・・

けっこう入浴シーンとか出てきますが、それほどエロい感じではないし。

それがこの人の特徴でもあり、私は嫌いな部分ではありません。

という事で、絵の派手さはそれほどではないですが

個人的にはなじみやすい絵だったので

後半の描写をもうちょっと細かくやってくれたらという

気持ちが無いでもありません。

 

大人の記憶を持って子供になるという願望

今の知識と経験を持って子供の頃に戻れたら・・・

という願望はけっこうな人が持っていて

実際にそういう作品もいくつかあります。

そこへ更に他人の人生に関わってしまうというのが

この作品のキモでもあり面白いところですね。

私個人としては女の子になるのはちょっと面倒くさいと感じてしまいますが

作品としては大いにあり!ですね。

 

できるのか?「僕たちが家族になるまで」

姉の置き土産

窪田旺志郎30歳。前途有望とされている独身男性

それが本編の主人公です。

恋人のと同棲中。

それなりに幸せな生活を送っていたのですが彼には秘密があります。

それはまた後ほど

そんな彼の住まいに10年ぶりに姉が訪ねて来た。

子供を連れた、今まで疎遠になっていた姉

ともなれば、どういう展開になるかはもう明白ですね。

そう、彼女の子供たちは親に捨てられ置いていかれたのです。 

 

姉弟の反応は・・・

大変だー!

と慌てたのはなぜか旺志郎だけ

子供でも二歳の下の子はさすがに泣き叫びましたが

上の中学生(かな?)の子はやけに冷めていて

「私はあの女に捨てられたんです」

と淡々と語ります。

旺志郎が実はゲイで姫が男で有る事を知っても

「今時珍しくもないので」とバッサリ。

何をしても動揺しないように見える彼女

名前は楽夢(らむ)ちゃん

ちなみに弟は真理央(まりお)くん

父親は別です

つまりはそういう女性らしいです。旺志郎の姉という人は

 

感情の無い姉と爆発する弟

真理央の方はお母さんが居なくなって泣きわめきます

当たり前ですよね

でも楽夢ちゃんはそんな心理央くんに「捨てられた」事を

理解させようとするんです

このあたりがまだ子供なんだろうなと思いますが

それだけ母親に対する感情が希薄だったんでしょう

真理央くん生まれた時の敬意とかもあるのかもしれません。

 

そんな楽夢ちゃんですが、感情的になる事がひとつだけあります。

それは真理央くんの事。

楽夢ちゃんにとってたった一人のきょうだい

かけがえの無いもの

それが真理央くんなんです。

 

おねえちゃんは辛いよ

それを見抜いていたのはでした

「感情が死んでいるみたいでかわいそう」

と彼は感じたのです

まだ年端の行かない中学生(だとおもいます)が

人生を達観できるわけがないですもん

感情を殺しておかないと耐えられなかったのでしょう

姫は女装はしているものの、基本ノーマルな人です。

旺志郎と出会って付き合うようになったので

潜在的にバイというだけのようですね

この姫がとっても良い人なんですよ!

恋人の家に突然舞い込んできた姉弟を真摯に見てくれるし

慧眼でもある

旺志郎も姫に救われている部分はかなり大きいのです

 

ヒミツがいっぱいの家族

ゲイの旺志郎

一見美人だけど実は男の姫

表情を殺した女子中学生の楽夢

まだ幼く母を想う真理央

こんな四人が果たしてこれから上手くやって行けるのか?

今のところはみんな真理央くんが居る事で

協力している部分は大きいようですが

やはり思春期の楽夢ちゃんの扱いがこれから大変になってくるでしょうし

姫だって絶対心中穏やかではないハズです。

また、旺志郎は会社ではゲイである事は伏せています

今のご時世まだ難しいですからね

そのため会社では旺志郎狙いの女性もたくさん居たりw

こういう外野が変にかきまわしてくれなければいいんだけどなー

 

記念すべき初コミックス!

らしいです。

確かに絵はまだ稚拙な部分もありますし

キャラの設定で好き嫌いも分かれるかもしれません。

ですが、

どうしても父親目線で子供たちが気になってしまう!

読んでて本当に楽夢ちゃんと真理央くんを守ってあげたくなってしまうのです!

感情移入しやすい作品だと思います。

そのあたりはぜひ一読してお試しください。

分冊でも出ていますので

 

 

女は三十路から?いえいえ「魔女は三百路から」

300歳の誕生日

世の女性の晩婚化も取りざたされて久しいですが

「女は三十路からよ」という話をよく聞きますね

女性も社会の中で独立していかなければならない

とか

女性だって出世街道に乗ったっていいじゃないか

女は子供を産んで育てるのが幸せだという古い価値観だけじゃいかん!

とか

まあ、確かにそれには同感なんですが

女としての幸せだって欲しい!

幸せな家庭

かわいい子供たち

優しい旦那様

それもまた一つの幸せの形である事には変わりない

そんな二つの生活スタイルに揺れ動く300回目の誕生日

黒川御影、300歳

 30回ならともかく300回目ともなると

お独り様スタイルの板につき方も色々変わってくるようです

 

会社では地味なOL、しかしてその実態は

長年生きてると普通の人間と同じようにはなかなかいられませんよね

しかも同じ会社に創設当時から努めているとなると・・・

なぜ身バレしないのかというと、彼女の過去を調べようとすると

呪いにかかってしまうから・・・

 

さすが魔女

 

ですが、お独り様もこじらせてしまうと大変な事になってしまいます

今のテクノロジーにもすっかり毒された彼女は

バーチャル彼氏を作って同棲ごっこをしたり

かわいい後輩の男の子が現れると

夜な夜なその子の部屋に忍び込んだり

媚薬に手を染めようとしたり・・・

 

あかん…これはダメなお独り様や

 

彼女自身の未来の為にもこれは何とかしなければダメです

 

 

聖なるものに弱いという決定的弱点

三百路といえど、結婚に全く興味が無いわけじゃないです

綺麗なチャペルで式を挙げたい願望が無いわけじゃないんです

でも、魔女である彼女は

聖なるものに決定的に弱いという弱点があったのです

しかも同僚の結婚式に出た時に

タチの悪い天使に出会ってしまったのも失敗だった

(こいつらがまたいい味だしてるんです)

 

この天使たち

御影の事を知るや色々からかってきやがるんですよ

「え~結婚式に魔女~?」

とか

「イイ歳なんだからさっさと魔女引退して結婚しろ」

とか

かましいわ!

 

いや~魔女って引退できるんですね

その場合、その後は普通に歳とっていくんかな?

そうすれば好きな人と同じ時間を生きて添い遂げる事もできるんか?

しかも新人の小林くんに脈が無いわけでも無さそう

彼女の思い込みじゃなくて本当に?

 

ここで揺れる乙女心よ

 

 

300年も生きてればそんな事もあるさ

魔女も300年も生きていれば先輩も居れば後輩も居ます

やっぱり人間のようにそれぞれジェネレーションギャップがあったりするのです

ミサで若い子みたいにはしゃげなくなったり


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調子に乗ってはしゃいだら翌日筋肉痛になったり…

 

かと言って四百路の先輩のように男子独身寮で

勝手にカップリング作って妄想に浸るようにもなりたくない

せいぜいお独り様ごっことか自分を見つめ直す一人旅とか

 

そんな時に知る驚愕の事実

 

まあ、300年も生きてれば人の転生にも立ち会うかもですね

くだんの新人、小林くんとは彼の前世で因縁があったのです

しかも恋人として!

これはもう運命じゃないか?

と、ひとりドキドキしていると来やがるのです

ヤツラが

そう

天使のヤツらが!

 

御影はこれらの試練を乗り越えてゴールインする事が出来るのか?

それともお独り様を貫き通すのか!?

乞うご期待!


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⇑歌詞を見ると意味がわかりますw

 

 

楽しいブラック企業「となりのフィギュア原型師」

創作系のお仕事

創作系の仕事ってフリーランスが多いイメージがありますが

そうすると仕事は不規則だし納期はあるしでめっちゃ大変なイメージがあります。

 

漫画家さんなんかが一番イメージしやすいかもですね。

一応この作品の主人公は半蔵くんという

駆け出しでちょっとコミュ障気味のフィギュア原型師です。

納品も終わってほっとしていたところ

ついでにという事でとある工房へ荷物を持って行ってくれと

担当さんに頼まれてしまいます

が、これがとんでもない罠だったのです。

 いがいと自宅近所の一軒家。

インターホンを押してみると、出てきたのは

作務衣を着た子供・・・?

と思ったら、この工房の代表らしい。

面倒くさいし、届け物を渡してさっさと帰ろう

と思ったら担当さんからの言付けがありました

「エグい修正が入ったので今送った人と直してね」

まあ、大まかにいうとそういう事です。

そしてこれが半蔵くんの大きな転機になるのでした。

 

憧れの工房は超ブラック!

出て来た子供は本当にここの工房の代表で

しかも自分が超あこがれていた

滝館おこめ(たきたておこめ)先生でした!

そこいらへんに転がっている原型も全て半蔵君にとっては

憧れの造形のやま!宝の山です!

これでテンション上がらないわけがない!

というわけで仕事にとりかかるぞー!

と、一緒に梱包されていた修正箇所を見ると・・・

相当にエグかったようです。

わざわざメールで送らないで箱に入れてくるあたりからし

かなりだったんでしょうね・・・

 

そんな流れから工房のメンバーを紹介してもらったり

ごはんおごってもらったりしているうちに

この工房で一緒に働くことになったのでした。

 

仲間がいるっていいね

こういうマンガだと工房のスタッフって変な人が多いんですが

破壊的な人が居ないだけよかったですw

最もそんな人が居たら原型師みたいな仕事は一緒にできないかもですが。

大柄で一見「こっちがここの代表?」と思える斉藤さんと

半蔵くん以上にコミュ障だけどなぜかピアスが多い羽喰(はぐい)さん。

漫画でもそうですが、ポーズを決めるのに参考資料って要りますよね。

実際には人間がポーズとってくれると非常にありがたいのですが

仲間がいるとそーゆう事もできたりするのです!

これは非常にありがたい!

でも、知らない人に見られると非常に恥ずかしい!

あと、フィギュアの元になる原作を読み倒したり

キャラの詳細を調べたり

原型を創るにもいろんな事が必要なんです。

でも、知らない人から見たら怪しい人にしか見えないかもしれない・・・

というわけで、近所の喫茶店の好奇心豊かな女の子に

追跡されて正体がバレたりすると非常に恥ずかしい!

しかもその子が自分のアパートの隣に住んでいたりすると

超絶恥ずかしかったりするのです!

 

仕事を理解してもらえるのって嬉しいなあ

なんでお隣にこんなかわいい子が住んでいるのに

今まで気づかなかったんだ!

というツッコミが半蔵君に飛び交いそうですが

一般の人と勤務時間も違うし

部屋に引きこもって仕事する事がおおいので

この辺はしかたないのです。

でも、新しい人間関係が広がって良いじゃないですか。

しかも!

イベントの手伝いをしてくれたり

ポーズのお手伝いまでしてくれるんですよ!

制服のオプション付きで!

それでそこから恋愛の進展があるかというと無いんですけどね

だがそれがいい

そーゆうの絡むと作品として面倒くさくなるので

 

 

創作系お仕事の人は個性満載

創作系の人というのは、自分の好きなものにこだわりが強いのですが

それが強くて、作品に生かせるほど個性の強い作品が生み出せます。

このあたり、本当にマンガと一緒ですね。

なので、斉藤さんや羽喰さんも見た目以上に個性的だったりします。

たとえちっちゃい子が好きでもグロいクリーチャーがやたら好きでも

作品として昇華してあげれば

仕事にもなるし評価もされるのです!

 

とにかくこの工房では色んな事が巻き起こったり

犬が迷い込んできたり

創作に関するトラブルやモチベーションを上げたりする事など

色んな事が起こるんですが、それが見ていてとても楽しい。

個人的には羽喰さんのへらっとした笑顔が好きだったりするのですが

絵も全般的にかわいいですしね。

お仕事系4コマ漫画としてはとても楽しめる作品だと思います。

相撲とカエルと美少女と「雨の日も神様と相撲を」

相撲に深く愛されすぎた少年

主人公逢沢文季(あいざわふみき)は

相撲好きの両親から生まれ、幼いころから相撲を取って来た。

相撲の筋は悪く無いのだが

いかんせん身体が小さい。小さすぎる。

それでも父は高校から背が伸びたから大丈夫だと言い

母は「あなたは相撲に愛されている」という。

確かに父は仁王のように大きく。腰を痛めてしまわなければ

大相撲に飛び込んでいたのだろう。

中三の春、両親にそんな事を言われながらも

自分の限界を感じずにはいられなかった

・・・のだが・・・

その両親はあっさりと交通事故で亡くなってしまい

母方の親戚に預けられることになってしまった。

 

相撲に付きまとわれた?少年

そんな母方の叔父と電車で田園風景も鮮やかな田舎の駅に

着こうかというところで

 

文季はとんでもないものを目撃してしまう。

道端に転がっていた原付のスクーターに

セーラー服姿の女の子が近づいていったと思ったら

片手でひょいと持ち上げ、肩に担ぎあげてしまったのだ

 

 

・・・え・・・?

 

 

横に居た叔父に聞いてみたところ

どうやらこの辺の集落の旧家のお嬢様らしい

背とおしりの大きな女の子だ

それが文季のお嬢様に対する第一印象だ。

失礼な事極まりない。

 

いや、私は背が高くて足腰の逞しい女の子は大好きだぞ?

 

私の個人的嗜好はともかく・・・

 

次の日学校へ行ってみると、なんとそこは

相撲が非常に盛んだと言うではありませんか

こりゃもう笑うしかありませんね

 

相撲とカエルとお嬢様と少年

なんでもこの村では遠泉家というカエル様を祀る家があって

カエル様のおかげで毎年豊作なのであり

米も他の地域より高く売れるので経済的には裕福なのだという。

「そんなばかな」

などと考えて数日後、遠泉家に挨拶に行く日となった。

この村での遠泉家の地位の高さと信仰の深さが計り知れる。

遠泉家の女子は特別で神事でカエル様の前で相撲をとり

カエル様の言葉を皆に伝えるのだという。

「いくらなんでもそんなバカな」

と思っていたらありましたよそんな事が。

あるひお嬢様に家に来るように言われて行ってみると

遠泉家の庭で

カエルが相撲を取っている

ではありませんか。

にわかに信じられない光景。

しかも呼び出された理由も

カエルに相撲を教えて欲しい

という・・・

なんでも最近現れた赤いカエルがでかい面をしているので困っているらしい。

赤いカエル・・・三倍の速度で動けるのかな?

と思ったらそうでは無いらしい。

 

殺人事件とカエルと相撲

文季の叔父は実は刑事であり

文季がこの村に来て少しした事に殺人事件が発生します。

一見彼には関係なさそうな殺人事件。

しかし、カエル繋がりで事件と赤いカエルは

何らかの繋がりがあるらしい。

その繋がりとは何か?

村のカエルは赤いカエルに勝つことが出来るのか?

そのカギがどうやら文季にありそうです。

まあ、主人公ですから。

 

なぜか気になるこの作品

この作品は「虚構推理」

城平京の原作となっていて

ミステリーと怪異とかわいい女の子

セットでついてきます。

 

正直私の大好物セットですが

いつも眉間にシワよせてそうで

ショートカットで

背が高くておしりが大きいお嬢様が

なぜかめっちゃかわいいんですよ!

見た感じだけなら文季もショタ好きなお姉さまが見たら

めっちゃかわいいのかもしれませんが。

まああれですよ、お嬢様は今時めずらしい

ツンデレなんです。

私、そっちのシュミは無かったはずなんだけどなあ。

ツンツンしながらも出迎える時の服を気にしたり

相撲の型をカエル様に見せるからと言うと

近づくのを嫌がったりするのが

何とも言えずかわいらしいです。

事件としてもカエルたちの事もこれからどう解決していくのか。

ラブコメな展開はこれからどうなるのか。

ふたりのキャラが良いだけに非常に楽しみです。