着物はもっと自由に着て言い「和服な上司がいとおしい」
職場で見かけるクールな着物美女
こんな人が居たらどうします？絶対注目しちゃいますよね
そんな人がいる会社で、スーツを汚してしまった事から
彼女の持ち合わせの着物を着せられて仕事をするハメになってしまったら・・・
い・・・居づらい・・・
ってなりますよね・・・
そんな事から着物美女こと片見さんとお知り合いになり
着物のプロモーション企画まで命じられてしまったのが
主人公、千歳くんです。
着物を着るのは型にはめなくてもいい
これが第一巻の表紙なんですが、小紋と帯は名古屋なのかな？
結び方がかなりアレンジされています。
会社ではビシっとした着物を着てツンとした片見さんですが
その実はけっこうなぽんこつキャラでした。
表情も豊かだし、会社のイメージとはかなり違います。
・・・ギャップとぽんこつキャラで狙って来たか、あざとい・・・
という感想はさておき
着物はきちんと着ないと駄目！
って決めつけている人ってけっこう多いんですよね。
大正ごろに出てきたものですし
最近では子供用に着物ドレスなんてものもあります。
成人式ではフリルをあしらったりしているのもありますね。
この作品では、そういったものも含めて
カジュアルな着物の着方を多く出してくれているのが特徴です。
男はかわいい女性には逆らえない
弱みを握られるよりもこれってどうにもならない事ですよね。
着物のプロデュースを命じられた千歳くんですが、やはり普段から
着物を着るのは抵抗がある。
とはいえ、どうにも片見さんは放っておけないところがあるし
妙にかわいらしい。（ちなみに片見さんは四つ年上です）
それにしても、「ローカル女子の遠吠え」でも思ったんですが
最近、かわいいアラサー大すぎひん？
って思いません？
芸能界とかでもそうですが、ちょっと視線を少年漫画とかから
放してみると、けっこうかわいいアラサー女子が多いんですよ。
そのうち他のかわいいアラサー女子のマンガも上げていきたいですね。
呉服業界はこれを見た方が良いかもしれない
私の実家が呉服屋をやっていた事もあったりして気になったのは
これは作品中でも書かれている事なんですが
着物って洋服にシェアを取られていった事で
高級路線に舵を切ったわけですが
これが顧客から「着物は敷居が高い」
と、妙に思わせる事になり、かえって一般の生活から
着物を遠ざける結果にもつながってしまったんですね。
先にも書きましたが、着物は元々もっと自由に着て良かったものですし
サザエさんの時代などでは家でリラックスするために着たりもしていました。
スーツより着物の方が普段着に近かったんです。
素材だって絹ばかりじゃなくてウールや綿素材の物もありますし
最近では化繊の着物も多く出回っていますしね。
この作品では男物着物の下にパーカーを着てみたり
洋服と着物の組み合わせが多く出てきます。
服装はあくまでその人の個性を表面化させるものではありますが
もっと着物をアレンジして多彩な着方があってもいいんじゃないか？
そう思えてなりません。
どうですか？
こんな女の子とデートしてみたいって思いません？
思いますよね？
ね？
