イーダのマンガ探訪

個人的にお勧めなマンガやアニメなどを上げていきます

将棋以上に詰んでる「それでも歩は寄せてくる」

ブコメの帝王か!?

からかい上手の高木さんの山本 崇一朗先生の描く

見ていて恥ずかしいラブコメ第二段です。

この人、よくこんな恥ずかしい(褒め言葉)話描けるな!

というくらい見ていてこっちが恥ずかしくなります。

 

 「からかい上手の高木さん」では、高木さんがからかいつつも

好きな相手に攻め込んでいくのが面白いんですが

こちらは男の子の方がガンガン攻めていくのが面白いです。

 

攻め込む男の胸の内

本作の主人公の田中歩は、中学時代剣道で鳴らした猛者ですが

なぜか部員が一人しかいない将棋部に未経験なのに入ってきます。

ふつーに考えたら

「あ、これはかわいい先輩がいるからだな」

とか思うじゃないですか。

 

その通りなんですよ

 

もう一人の主人公、八乙女うるし先輩は

とてもかわいい!

身長は149cmしか無いし、胸も小さいし(山本先生の趣味?)

いーっつも将棋の事ばかり考えていて

自作の「と金」の歌を歌っちゃったり

何とか歩を陥落させようと攻めに行って自滅したりと

とにかくかわいい。

 

まあ、普段から

「先輩は凄いですね」

「先輩はかわいいですね」

とか言うヤツにその気が無いわけがない。

でも歩は絶対に先輩の事を好きだと認めません。

なぜか。

それは彼の中で

「先輩に将棋で勝ったら告白する!」

という決心があったからなんです!

 

傍から見てたら

でもまあ、うるしが考えているように

歩の好意というのは傍から見ていれば駄々洩れなんですけどね。

それでも自分にかけた枷を破るべく歩は将棋に精進していくわけです。

精進するといっても、これは本格的な将棋マンガではないので

そんな熱い展開というのは全く無くて

ただただふたりのやり取りがかわいいというマンガです。

ある意味お熱い展開と言えなくもない。

このニマニマしてしまうというのが「からかい上手の高木さん

と共通した山本テイストだったりするのです。

 

 

意外なところから始まった連載の話

知ってる人は知ってるんですが、この作品は

元々山本先生が息抜きの為にTwitterに上げた

落書きが元になっています。

 

それをかつて編集として交流のあった人が

「連載にしませんか?」という話になってマガジンでの連載が決まったようです。

今やマンガ業界も鵜の目鷹の目で、どこかに良い素材が無いかと

探し回ってますからねー。

持ち込みや投稿ばかりじゃなく、pixivやニコニコ静画コミティアなどで

「これは!」というものがあると声をかける事もあるそうです。

ある意味、

 どこにデビューのチャンスがあるかわからない

という事も言えますね。

 

Twitterの落書きがアニメにまでなる時代

と、そんなこんなで始まった連載ですが

ついにアニメ化!


<2022年TVアニメ化>『それでも歩は寄せてくる』おめでたいので別パターンも公開しちゃうよ! (小原好美・細谷佳正)

もうびっくりですよ!(歓喜

高木さんもマンガとは違った魅力を見せてくれましたし

こちらの方も見ていてどう壁が無くなるのか楽しみです。