異世界＋ビキニアーマー＝「幻夢戦記レダ」
異世界ヒロイックファンタジーの先駆け！
今や異世界転生物は百花繚乱という時代ではありますが
今から３５年前、1985年に異世界モノ、伝説の武器などの
要素を組み入れた、当時としては異色の作品がこの「幻夢戦記レダ」です。
そのインパクトは凄まじいものがありましたが、凄まじすぎたのか
当時のアニメの王道から離れすぎていたのか
私が思っていたほどは売れていなかったかもしれません。
しかし、当時レダにハマった人は今でもこの作品を追いかけ
二次創作をしている人もいるという、まさに
随所にみられる時代背景とインパクトの強さ
恐らく今この作品を見ると「もう使いまわされた設定」
「何万回も見たような話」と見られるかもしれません。
それは、この「幻夢戦記レダ」にインスパイアされた作品の
多さゆえのものです。
作中に使われるカセットテープを使ったウォークマン
もしかしたら当時出ていたAIWAの安いモデルかもしれませんが
当時はまだウォークマンが出てそんなに経っていなかった記憶があります。
レダの巫女であるヨニと冒険をして見つけた
どれも当時は他には見られない「新しい」ものでした。
そして敵側の「カエル兵」のデザインは今でも個性的で大好きです。
戦うかわいい女の子
今にして思うと、主人公の陽子はセーラームーンのように
戦う女の子としてもインパクトのある存在でした。
現世ではピアノが好きで片思いの男の子に告白できない
バイク（これも独特なデザインで面白いです）を乗り回し
剣を振りかざして世界を我が物にしようとするゼルに立ち向かうのですから
「変身願望」という点でも目の付け所としては時代の先を
行っていましたね。
非常にかわいらしく、ビキニアーマーではありますが
非常に健康的な女の子として描かれているので
変ないやらしさが無かったのも良かったのかもしれません。
当時からコスプレ文化はありましたので、当然レダのコスプレをする
人もいたのですが、やはり実際の女性がすると
ちょっと直視するのは恥ずかしかったですね（うる星やつらのラムとかも）
人気はあったのだけど
この「幻夢戦記レダ」人気もあり、続編のうわさもあったのですが
とうとう作られずに終わってしまいました。
近年、昔のアニメのリメイクも多いですが
この作品はちょっと難しいかなー
あの時代にあの絵、あのストーリーだからこそ面白かった。
というのもあるのかもしれませんし。
